海外でスポーツトレーナーになるには1【仕事、資格、留学をどうする?】

ABROAD LIVINING PHYSIO

海外でスポーツトレーナーになりたいけど、どうしたらいいかわからない人へ『スポーツチームで働きたいけど、どこからやっていいのかわからない。ビザのことってどうすればいいの?日本の資格って海外で使えるの?海外の資格がなくても働けるの?』

これらの疑問のヒントとなることを書いていきます。

僕の実績としてはまだまだですが、海外で6年やってきた経験があるので少しでも役に立てればいいかなと思います。

個人的な意見になりますが、パート1パート2に分けて書きますので、今回のパート1をまず読んでみてください。

実際のスポーツトレーナーの実績として、

  • オランダサッカーアマチュアトップリーグチーム
  • オランダ柔道代表チーム
  • オランダサッカートップユースチーム
  • ベルギーサッカートップリーグチーム
  • と経験してきました。これからもっと飛躍できるように現在進行中で取り組んでいます。

    目次

    1. まず初めにできること
      ·自分にベストな環境を選ぶ
    2. ビザを調べる
      ·オランダのビザ事情
      ·他のヨーロッパの国のビザ事情
      ·稀なビザの取得方法
    3. 免許制度を知る
      ·オランダの理学療法士
      ·理学療法士の学校
      ·免許書き換えについて
      ·他の資格でオランダスポーツチームで働く場合
      ·他のヨーロッパの国のトレーナー事情

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    1 まず初めにできること

    自分にベストな環境を選ぶ

    もしあなたが日本にいて、漠然と海外で働いてみたいと考えているとします。まずは自分の人生で成し遂げたいことは何か、そして自分がトレーナーとして何をしていきたいのかと言うことを考えてみてください。

    僕の場合は『人として成長したい、理学療法士として高いレベルで仕事がしたい、新しいものに触れたい』と考えがありました。さらに、人として成長するためには…理学療法士として高いレベルで仕事することとは…新しいものに触れるためには…と自分の考えを深めていきました。

    こうすることで、どんな環境が自分にベストなのかと見えてくるものです。考えた結果、もしかしたらあなたは海外で仕事をするよりも日本でキャリアを積んだ方がいいと思うかもしれません。それはそれでよくて、人それぞれ自分にあった環境というものがあります。

    これを明確にした上でそれでも海外で働きたいと思うのであれば、次のステップとして、国を選ぶためにはビザや自分がとった資格がこの国で通用するのか、書き換え制度があるのか、学校はどうなのかなど事前に調べる必要があります。

    もしあなたが絶対この国で働きたいとかマンチェスターシティで働くことが夢だとか思っているのであれば、その国のトレーナーとして働ける条件を知った上で、行動してみてください。

    2 ビザ


    海外で働くためには、移住と労働の許可が必要になります。(以下、移住と労働許可をまとめて労働ビザと言います。)

    オランダのビザ事情

    僕がオランダに住んでいるので労働ビザに関してはオランダ以外の国のことはあまり詳しくありませんが、知っている限りで話していこうとは思います。

    まず、オランダですが数年前からオランダに移住する日本人が非常に増えました。その背景として、自営業ビザという労働ビザの取得が他の国よりも非常に簡単なことがネット上で話題になったからです。

    現在は数年前よりか取得条件が少し厳しくなりましたが、今でも他の国と比べたら労働ビザを取ることは簡単です。(オランダのビザに関して知りたい人は、ネット上でたくさん情報があるので『オランダ ビザ 取得』などで検索してみてください。)

    ただ、労働ビザが取れるからといって、仕事先があるわけではないので、現地で自営業を始めたり、就職先を見つけなければなりません。事実、それができずにオランダから日本に帰っていった人がいるということも聞いています。

    最近の話ですが、オランダでもワーキングホリデイビザも申請できるようになったみたいです。一年間だけギャップイヤーなどで住んでみたいとかいうのであれば、やってみる価値はあると思います。

    他のヨーロッパの国のビザ事情

    他の国のことですが、ドイツやスペイン、フランスでは学生ビザやワーキングホリデイビザで最初は語学勉強のために1年住んでみるということをしている人をよく聞きます。

    しかし、住める期間が決められているのと日々生活するためのお金が稼ぎにくいことを考えると1年仕事しなくても住んで行けるぐらいの貯金は必要かなと思います。

    また、1年後にどうするのかというプランもないとただただ、1年過ごして語学に触れて、日本に帰るというふうになってしまいます。

    稀なビザの取得方法

    就職先にビザを出してもらう方法もあります。実際にそのようにしてトレーナーとして就職した人をイギリス、ベルギー、スペインなどにいます。

    ただこれに関しては、自分の実績や就職先の人との繋がり等が必要なので、日本である程度実績を残していたり、人に紹介してもらえるくらい信頼されてたり、すでに一流選手を見ていたり、タイミングだったりと重要になってきます。

    他にも方法は探せばありますが、主にこのような方法があります。非常に壁が高いと思いますよね。僕も当時は思っていました。ただ諦めずにアンテナを張り続ければ道が開いてくることもあるということをここでは伝えたいです。

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    3 免許制度と仕事

    オランダ理学療法士

    オランダのプロのサッカーチームでは、医療チームで理学療法士として働くにはオランダの理学療法士の資格を持っていない限り、雇ってもらえないのが一般的です。また、アヤックスやPSV、フェイエノールのような常に上位にいるチームはオランダの大学院の資格もないと雇ってもらえないということを聞いたことがあります。

    つまり、オランダでトップを目指すにはオランダの教育しっかり受けなければなりません。まあ当たり前のことですよね。他の可能性としてありそうなのは、マッサーとして雇ってもらうことです。でもこれはオランダのプロサッカーチームで聞いたことがないので正直よくわかりません。

    僕の場合、オランダに来た年からアマチュアのトップチームで働きました。当時お世話になっていたオランダ人の理学療法士に紹介してもらったアマチュアチームということもあり、オランダの資格がなくても働かせてくれました。働いたといっても週3勤務で月に150ユーロしかもらえませんが…。まあ実際こんなもんです。

    当時の仕事内容は、選手のマッサージと怪我をした時の対応、痛みを抱えている選手のケア、試合帯同でした。今では懐かしい思い出です。

    理学療法士の学校

    学校に関してですが、オランダでは4年生の大学で露学療法士の資格を取ることが可能です。オランダの理学療法士の大学はほとんどが公立で、倍率が高い場合入学を抽選で決める制度があるため外国人の僕らには、非常に難しいと聞きます。

    また、入学前にはオランダ語の語学試験を合格しなければならないので、時間もかかります。唯一、Thim というユトレヒトにある私立の4年生大学(3年生にも選択可能)が語学試験をパスすれば、入学を受け入れてくれます。年間の学費は約9000ユーロくらいになります。私立大学であり、他の公立の大学よりも理学療法士の教育水準が高いということも耳にします。

    理学療法士免許の書き換え

    オランダは日本の理学療法士の免許をオランダの免許に書き換えすることが可能です。僕の場合はこの免許の書き換えをしたのですが、実は最近やっとこの書き換えが終わったところです。

    ほぼほぼ6年くらいかかりました汗。先輩に一人書き換えをすでに終えている方がいるのですが、その方は2年ちょっとで書き換えに成功していたと思います。これは単純に準備不足の差です苦笑。

    なので、準備は何事でもしっかりすることを強くオススメしたいと思っています。

    他の資格でオランダのスポーツチームで働く

    ヨーロッパ、特にオランダに関しては、アスレティックトレーナーという資格がなく、チームスポーツで働く場合は、理学療法士、フィジカルトレーナー、マッサージ師というのが主流になります。

    日本の方では鍼灸の資格を持ってスポーツ業界に飛び込みたいという人が多いと思いますが、実際にオランダ人が鍼灸の資格を持ってスポーツ現場で働いていることは非常に稀です。

    ただ、ドライニードリングといって理学療法士が針を使って治療することができる資格があり、この資格はオランダのスポーツに関わる理学療法士の間で非常に人気です。むしろ最近では、持ってないとマイナスになるぐらい必要不可欠なスキルです。

    他のヨーロッパの国のトレーナー事情

    他の国で考えてみると、実は知り合いの中でトレーナーとしてヨーロッパで働いているほとんどの人が日本で鍼灸の資格を取った方です。国はスペインやドイツで働いている鍼灸師さんがほとんどで、僕の感覚としてもしかしたらスペインやドイツは鍼灸に対しての受け入れ方が違うのではないかと思っています。

    もちろん国によって違いますが、東洋の人が打つ針のニーズがある国やチームがあるということが今思う見解です。なのでこのようなことも踏まえて、自分に適した国というのを選択することも必要なのではないかなと最近思います。(このことはあくまで個人的な見解なので、実際に住んでいる人に話を聞いてみたり、目で見たりして確認して自分で判断してください。)

    まとめ

    • 自分のやりたいこと、目標を明確にする
    • 国ごとにビザのことを調べて、自分の夢と照らし合わせる
    • 免許の問題を考えて、計画を立てる

    ここで今回は終わりにします。
    色々とビザや資格の問題は難しいですが、諦めなければ何かしらの方法が見つかると思います。
    知恵を絞って、周りに頼って、目標に向かって行動してみてください!

    次のパート2では、海外にきて現地で何をすればいいのかと言う疑問に答えていきたいと思います。